黒石市の広報誌に掲載していただきました

このたび、株式会社クラウドマーケティングは、代表・堀北晃生のふるさとである青森県黒石市に対し、企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)を活用した寄付を行いました。

先日、黒石市より「市の広報誌に掲載させていただきました」とのご連絡を頂戴いたしました。私どもとしては、ただ想いのままに寄付をさせていただいただけであり、このような形で取り上げていただけるとは思ってもおりませんでした。過分なるご配慮に、心から感謝申し上げます。

https://www.city.kuroishi.aomori.jp/shisei/kouhou/files/R8.8all.pdf

 

企業版ふるさと納税とは

企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)とは、国が認定した地方公共団体の地方創生プロジェクトに対して企業が寄付を行った場合に、税制上の優遇措置を受けられる制度です。個人向けのふるさと納税と異なり返礼品はありませんが、企業が「純粋な想い」で地域を応援できる仕組みとして、近年注目を集めています。

寄付先は本社所在地以外の自治体に限られるため、まさに「ふるさとを離れて事業を興した経営者が、生まれ育った土地に恩返しをする」ための制度だと言えます。私にとって、この制度と出会えたことは大きな転機でした。

なぜ、寄付をしたのか

私は起業家として事業を営むなかで、ずっと心に抱いてきた願いがありました。それは「事業で得た利益の一部を、社会に還元したい」ということです。

企業は、お客様や取引先、そして地域社会に支えられてはじめて存続できる存在です。利益は自社のためだけに使うものではなく、その一部を社会にお返しすることで、はじめて企業としての存在意義が完成する。私はそう考えてきました。

黒石市は、私を育ててくれた土地です。四季の移ろいとともにある暮らし、地域の方々の温かさ、そして雪国ならではの忍耐強さ。今の私の価値観の土台は、間違いなくあの町でつくられました。ふるさとを離れ、事業を通じて多くのことを学ばせていただいた今だからこそ、その原点にお返しをしたい。そんな想いが年々強くなっていました。

今回の寄付によって、その願いの一つが叶いました。生まれ育ったふるさとに、事業を通じて得たものをお返しできたこと。これは経営者として、そして一人の黒石市出身者として、何にも代えがたい喜びです。

わずかな金額ではありますが、地方自治体の繁栄に少しでも貢献できるのであれば、これほど嬉しいことはありません。

https://www.city.kuroishi.aomori.jp/shisei/kouhou/files/R8.8all.pdf

 

一社の寄付で社会は変わらない。だからこそ

誤解のないように申し上げると、私は自分の寄付金で社会が変わるとは思っておりません。一社の、一度の寄付でできることは、ごく限られています。

しかし、私はこう考えています。

「私のような思いを持っている経営者は、全国にたくさんいるはずだ」と。

自分を育ててくれた土地に恩返しがしたい。事業がうまくいった今だからこそ、地域のために何かしたい。そう思いながらも、きっかけがなくて一歩を踏み出せずにいる方は、決して少なくないはずです。

そうした方々が次々と動き出し、他県から地方へ寄付金が集まる流れができれば、状況は大きく変わります。真似をして寄付をする企業や団体が一社、また一社と増えていけばいくほど、地域には寄付金の循環が生まれていきます。都市部で生み出された利益が、地方の未来への投資として還流していく。企業版ふるさと納税は、その循環をつくるための優れた仕組みだと感じています。

私は、その循環の「きっかけ」の一つになれたなら、それで十分だと思っています。この記事をお読みになった経営者の方が、ご自身のふるさとへの寄付を考えるきっかけになれば、望外の喜びです。

寄付は、寄付をする側にも多くのものを与えてくれます。自分の事業が誰かの役に立っているという実感、ふるさととの新しいつながり、そして「何のために事業をしているのか」という問いへの一つの答え。今回の経験を通じて、私自身がそのことを強く実感いたしました。

黒石市が直面する課題と、未来への願い

黒石市には、東京で暮らす私には恐らく想像もできないような社会問題があるはずです。人口減少、少子高齢化、担い手不足、産業の縮小。早急に対処しなければならない課題が山積していることと思います。

一方で、黒石市には誇るべき財産があります。こみせ通りに代表される歴史的な街並み、黒石ねぷた、津軽こけし、こけし灯篭、そして温泉郷。長い年月をかけて先人たちが守り伝えてきた、かけがえのない文化です。

歴史ある文化を継承し、これからの子孫へ志を伝承・伝達していくためにも、目の前の課題をなんとしてでも乗り越えていただきたい。ふるさとを離れた身ではありますが、心からそう願っています。

課題が大きいからこそ、外からの応援が力になります。市の職員の方々、地域で奮闘されている事業者の方々、文化を守り続けている皆様の努力に、他県からの寄付という形で少しでも追い風を送ることができれば。それが、ふるさとを離れた私たちにできる、ささやかで確かな貢献の形なのだと思います。

企業の社会貢献というと、大きな金額や派手な取り組みを想像されるかもしれません。しかし、大切なのは金額の多寡ではなく、「想いを行動に移すこと」だと私は考えます。一社一社の小さな行動が積み重なったとき、地方の風景は確実に変わっていくはずです。

株式会社クラウドマーケティングは、今後も事業活動を通じて社会に価値を提供するとともに、その利益の一部を地域社会へ還元する取り組みを継続してまいります。そして、このような取り組みが特別なことではなく、企業として当たり前の営みとして社会に根づいていくことを願っています。

最後になりますが、このたびの寄付に際し、丁寧にご対応くださいました黒石市の職員の皆様、そして広報誌への掲載という温かいお心遣いをくださいました関係者の皆様に、改めて御礼申し上げます。

これからの黒石市の発展と、市民の皆様のご健勝を、心より願って。

株式会社クラウドマーケティング
代表取締役 福士健太郎